今週買った3枚
2006年 10月 22日
まずは吉井和哉名義での初アルバム『39108』。吉井らしい「小馬鹿」にしたようなポップナンバーが続き、「All by love」で突如として前向きに、そしてシングル曲「bautiful」からはしっとりと歌を聞かせてくれる。Yoshii Lovinson名義で出していた2枚のアルバム『At the Black Hole』と『WHITE ROOM』とは明らかに違うこのアルバム。歌っているのは確かにどちらも吉井だったのだけれけど、本作はアルバム曲が全然いい。特に「All by love」から始まる後半の吉井ワールドはストレートで深い。
ちっ、失敗した。ケチらずにDVD付き買っときゃ良かった。
2枚目は前作『quake and brook』で見事外してくれたthe band apartの3枚目になるアルバム『alfred and cavity』。前作が前作だっただけに、あまり期待せずに手に取ったのですが、「ファーストアルバム好きの皆さん、the band apartが帰ってきました!」。そう、今回のアルバムはまるで『k and his bike』のよう!いや~、良かった。ただ、第1作ほどのアルバムとしての完成度はないものの、Guitarで引っ張って組み立てるビートは健在。これぞthe band partといった感じ。
それにしても"k"とか"alfred"って誰やねん。
最後は初身にアルバムをリリースした中孝介の『なつかしゃのシマ』。うげ!Amazonさん、ジャケ写ないじゃん!?という訳でオフィシャルにリンク。今回のジャケットは「青い元ちとせ」といった風情。はっ!書いちゃったよ。ま、いいか。でもこれって言えているかもしれない。同じ奄美大島でシマ唄の唄者だった2人。しかし2人を色で表すなら間違いなく、元ちとせが赤で中孝介が青だろう。
インディーズアルバム『マテリヤ』の代表曲「家路」を再録しているが、中孝介を最初から聞いている1人としてこの曲を入れ直したくなる気持ちは良く分かる。間違いなく歌は上手くなっているし、ライブでのパフォーマンスは文句無い。Mr.Childrenのカバー曲「手紙」といい、他のオリジナル曲といい、ラストのポスト「家路」ともなる「なつかしゃ」まで。つくづくこのアーティストは唯一だと感心する。
今週は意外と当たりだったな~。