『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』(2004/米)

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 スペシャル・エディションレモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
スコア選択: ★★★
ジム・キャリーだけで引っ張れるのはここまでっしょ。

原因不明の火事により、突然孤児になってしまったボードレール三姉弟妹。裕福な家庭で暖かく育てられた3人は、この悲劇により遠い親戚である俳優オラフ伯爵(ジム・キャリー)の元へ預けられることとなってしまった。茫然自失の彼女達の前に現れた伯父は、ボードレール家の遺産を狙う悪魔のような男だった。それぞれの長所、長女のヴァイオレット(エミリー・ブランニング)は発明の天才、長男のクラウス(リアム・エイケン)は読んだ本の内容は忘れず、末妹のサニー(カラ&シェルビー・ホフマン)は何でも噛付く、を駆使してピンチを乗り越えることができるか、ボードレール家を襲った火事の原因は、そして3人は安らぎを取り戻すことができるのか!?





とにかく思うのはジム・キャリーという人は凄い!『マスク』の時から思っていたけれども、本当に良く顔の動く人だ。今回は落ちぶれ俳優オアフ伯爵・偽海蛇研究家ステファノ・海賊シャム船長の1人3役をこなしているのだけれども、それぞれに表情豊かで且つ個性的に演じられている。それだけでなく、彼の動きも『マスク』のSFXに負けず劣らず凄いと思う(w自分の体を使いきって色々なことが表現できるもんだと心底関心させられてしまう。

a0003734_18102043.jpg映像の雰囲気はとても良く、器用にCGで世界観を表現している。どことなく輪郭をぼやかしている風景やゴスペル調の衣装などこの映画の世界観は個性的だし、かなり好き。調べてみるとプロダクションデザインは『スリーピー・ホロウ』のリック・へインリックスだと知って納得。あの映画でも霧が印象的だった。

ただこの映画は退屈だ。一体なんでだろう?邦題ではタイトルの前になぜか"ジム・キャリー"と入ってしまっているようだし、それ以外に引きになる部分が見当たらない。ストーリーはどちらかと言えば子供向けに作られているためか、比較的分かり易くできているし、オアフ伯爵以外の親戚達もそれぞれ魅力的だ。しかし、なぜか倦怠感が漂う映画になってしまっている。

監督は『キャスパー』のブラッド・シルバーリング。ん?もしかしてこの監督って大人を撮るのが下手?『キャスパー』も本作同様に子供が主人公で、しかも悪役は全てCG。そうなのか?DVD特典映像を見てみるとジム・キャリーの部分は彼にまかせっきりだったようにも受け取れるし、そういうことってあるのかしら?

a0003734_18134919.jpgロード・オブ・ザ・リング』シリーズによるファンタジーの勢いに乗って出てきた作品だとは思うのですが、この書籍『世にも不幸なできごと』シリーズって日本で認知されてるの?ちょっと参考までに読んでみようかしら。やっぱり本命は『ナルニア国ものがたり』か。

それにしても逆光でしか登場しないレモニー・スニケットがジュード・ロウだとは、しかも声だけ。あれ?じゃああの人影は誰???

関連リンク
  • レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 / 日本語公式サイト
  • Excite CINEMA: レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 SPECIAL PAGE
  • Excite CINEMA: プロフィール: ジム・キャリー
  • Excite CINEMA: 映画詳細: スリーピー・ホロウ
  • Excite CINEMA: 映画詳細: キャスパー
  • 絵本の杜: 話題の図書:世にも不幸せなできごと

  • [PR]
    by gunco | 2005-09-25 18:15 | CINEMA